墨絵のクラスで、ぶどうを描いた。市場に並んでいるようなぶどうではない。自然の中で育っているぶどうだ。房の形は不ぞろいで、つるは好きな方向に伸び、茎は途中で折れている。虫に食べられた葉もある。一番難しかったのは葉だった。何度やっても、まみこ先生が見せてくれたように描けなかった。もう一度見せてもらった。それでもできなかった。最後に、その理由が分かった。私は先生がしていることを、本当には見ていなかったのだ。目はまだ見ていた。でも、頭はもう先に進んで、何を見ているのか決めてしまっていた。人間って面白い。見ているつもりでも、実は見ていないことがある。
在水墨畫課上,我們畫了葡萄。不是市場裡那種整整齊齊的葡萄,而是在大自然裡生長的葡萄。一串串葡萄大小不一,藤蔓到處亂長,有些莖還斷了。連葉子都有被蟲咬過的痕跡。最難畫的是葉子。不管試多少次,就是畫不出老師示範的樣子。請她再示範一次,可是還是畫不出來。最後,終於明白原因了。其實,並沒有真正看清楚老師在做什麼。眼睛還在看,腦子卻已經先一步,認定自己看到了什麼。人有時候就是這樣。以為自己在看,其實並沒有真正看見。
